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内壁に 「 シラス壁 」 を塗る

JUGEMテーマ:家づくり / 設計ノート

 

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家を建てる時、建物の仕上げ ( 材料 ) は設計の段階で打合せ・検討 をし決定されます。

  - できれば建物の姿形が見えてきた施工段階で仕上げを決めたいと思われるでしょうが、
  - それは先の建築基準法の改正で非常に困難な仕組みになりましたので注意が必要です。
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  - 申請時の記載事項と異なる仕上げをする場合、再申請を求められる可能性もあります。

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さて、家に住み始めると仕上材料は弥が上にも日々眼に入りますし肌に触れることになります。

 普通は視覚と触覚での好き嫌いに比重が

そして、その 視覚的要素と触覚的要素に人の好み は如実に現れるのです。
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例えば、自然材料か工業素材か ( 言い換えれば、ローテク材かハイテク材か ) の好みの違い。
或いは、アースカラーか白 ( 黒 ) かのような色彩による好みの違い。

  - それがまた面白いのですが。正解はコレというものではありませんからね。

  中霧島壁 シラス壁

何れにせよ、視覚・触覚の要素が選定基準の大きな要素であることは疑いようがありません。
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しかし、匂いや音も仕上によって当然変わることも確かなことですし、
近年は建材に含まれる 化学物質による健康被害への対処が何よりも優先 されねばなりません。

 空気環境への考慮が最優先

匂い以上に 空気環境への配慮 が大きな判断要素としてクローズアップされています。
一度発症したアレルギーは一生付き合っていかなければいけませんから重大です。

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そこで、内装壁材として火山灰シラスを素材にした 「 シラス壁 」 を使ってみます。
○ 株式会社高千穂  「 シラス壁 」

  中霧島壁 壁の表情

ここで使用した製品は 「 中霧島壁 」 です。
塗り厚が 5mm ありますから、見た感じ、触った感触等昔の左官壁の質感を得られていると感じます。

 5mm 厚の塗り壁の長所・短所

4年経ちますが、長所に関してはメーカーのホームページ記載の特質を信じていいように思います。
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但し、シラスという自然素材が原料ですので、
粒子が均一でないところがあったり、それ故の色むらに見える部分も当然ながらあります。
それもこういった塗り壁での表情の一部だと楽しめなければ、人によってはデメリットに映るかもしれません。

また下地への追従性はほとんど懸念することはないと感じますが、
大きな揺れの地震を受けて、下地の弱かった部分で本当に細かですが表に響くクラックが発生しました。

  - これは材料的、施工的特質からみて致し方ないです。
  - 使用場所の構造及び下地を充分にガシッと固めれば心配はいらないと考えています。
  - それにそれほど酷いクラックでもありませんし、これも塗り壁の味です。
  - 街中のRC打放しで散見するクラックのような酷さでもありません。

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  - 尚、経年による乾燥収縮クラックの心配は全くないように思われます。

  中霧島壁 ちょっとしたムラはある

元々のの製品自体にも数種類の色と仕上げパターンが用意されていますし、
部屋に差し込む陽の角度や時刻等によって色や表情が刻々と変わります。

その様はやはり塗り壁という表情、自然素材を好きな人には堪らない壁材 の一つだと言えます。
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私は好きです。

  中霧島壁 陽を受けると暖かい風情
 


追記

ものをぶつけると欠けてしまう危険性はあります。

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例えば掃除機を引きまわしてぶつけるとか、椅子を引いた時に当たてしまうとかです。

また犬や猫等のペットを家の中で飼われている方は、引っ搔きに対しては弱いので要注意です。

 

言ってみれば、ワンルーム仕様

JUGEMテーマ:家づくり / 設計ノート

 

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プランニングでいろいろ試行錯誤しますが、「 建具(扉)はなるべく引戸で 」 に行き着きます。
それもできることであれば 全ての建具が引戸で造られた家 であると理想的です。

  ワンルーム 言ってみれば、ワンルーム仕様

昨今 バリアフリー の家造りが話題になりますが、引戸で造ることはそこにも大きく関係します。

  - 開き戸(ドア)で造ることは当然可能なのですが、
  - 開いた状態のドアはある意味障害物になりますからね。
 
また シックハウス対策 という別の観点からも、開き戸より引戸の方が有効だろうと思います。

 - 建材に使われる化学物質による室内汚染を避けるために、
 - 接着剤や塗料などに使われるホルムアルデヒド等などが室内に滞留することを防ぐ目的で
 - 建築基準法によって、家にある全ての居室は換気設備による換気が求められています。
 
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 「 引戸の家 」 で考慮すべき問題は?

さて 引戸で造る家で考慮しなければならない問題 は、大きく分けて二点あると考えます。
その一つは 引戸を用いた時に 開口部をどう納めるか です。

  - 特に、引戸を引いた場合 ( 開いた場合 ) の納め方に注力することになります。

  引戸収納時の納まり 引戸収納時の納まり

例えば引違いの場合、戸を引くと開口部の半分だけが開いたという状態になります。

  - ※ 引違い戸というのは、このような戸のことです。日常的によく見かけることができます。
  -      引違い戸説明図引違い戸の状態

上図のように一般的な2枚戸ですと開口に建具が残り、室がだらしなく見えてしまうことが多く残念です。
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そこで、引戸を引いた時はその引戸が壁の中に丸々納まるような間取りを考えると共に、
引いた 戸の小口が開口枠と面一 ( つらいち ) の納まりで壁と一体になるように 心がけます。

  使わない時は、戸の存在を綺麗に消し去りたい

つまり、壁とセットで開口部を考えることで、引戸の存在をなるべく綺麗に消したいわけです。
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また、引戸を仕舞いこんだ時に壁しか残らないその納め方によって、
分断されていた部屋と部屋が 大きな繋がりのある一つの空間 に瞬間に転換されますから、
間取りを考える上での醍醐味の一つであると言えます。
 
  引戸(引違い戸)収納時の納まり 引戸(引違い戸)収納時の納まり

ところで片引戸に限らず、引違い戸も壁内に引き込みたいと考えたくもなりますよね。
開口部の大きさの分以上により部屋通しの繋がりの効果は増すはずですから当然です。
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納まりは複雑になりますが ( まぁ、大したことではないんですけどね ) 、
ここでは引戸を使用時の振れ止めの為に床にガイドレールを敷いています。

  引戸(引違い戸)収納時の納まり 引戸(引違い戸)収納時の納まり

この時、引き込んだ戸の一枚は小口を現しにしていますが、
もう一枚は枠横に蓋戸を設け、壁内に完全に仕舞いこむような納まりにしています。

  - これは引戸使用時のことを考えれば頷けるはずです。
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  - 一枚の戸は壁内に一寸五分〜(45mm〜)被るよう設計していますが、
  - もう片方の戸の出た後はそこにポッカリと穴が空いてしまいます。堪ったもんじゃないですよね?
  - 即ち、そこを塞ぐ蓋が必要になります。

そうこうして、家の中の全ての引戸を収納した時、家から建具が消えることになります。

言ってみれば、これは紛れも無く ワンルーム住宅 なのです。
 
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場合によっては、外に面した開口部でも同様の納まりにすることがあります。
リビングや座敷等、庭との繋がりを強く求めたい時などは特にそうでしょう。

  外に面した開口部でも

ここで使われている建具は、雨戸、網戸、ガラス戸(引違い)と障子(引違い)です。

  - 下写真。左が戸袋の蓋戸を閉じた状態、右が開けた状態。

障子は内部引戸と同様に壁内に小口が面一納まりにしていますが、
雨戸、網戸、ガラス戸は戸袋内に完全に収納する形で納めています。

  全建具を壁内に収納 全建具を壁内に収納

※ 実際に全ての建具を仕舞い込んだ部屋の情景は、 ○ 「 室〜庭 」 でワンセットの間 のペ−ジを。

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さて、引戸で造る家で考慮しなければならない問題 で考えるべきは、
もう一点は 個室のプライバシーをどう確保するか ですね。
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単純に引戸だけで部屋を仕切ってもプライバシーの確保は難しいのは明らかなんですが、
これは 間取りの工夫 によってある程度解決できるのではないかと考えます。

  - 勢い、開き戸による手法に収束しそうですが、いけません!(笑)
  - ・・・
  - 具体的なプランニングのアイデアは、住む方の生活スタイルによって千差万別ですから、
  - 改めて別の機会にと考えます。

ここでは、誰しも「そうか」と感じることのできる例の一つとして、

主室に入る前に設けられる 前室 ( 或いは待合 ) のような空間の存在です。

  - クッション的な役割のスペース を間取りの中に生かすことは、間取りの幅が拡がります。
  - ・・・
  - また、これに限らずヒントになるアイデアはあちこちに転がっています。
  - 家を建てようと思われる方は、あちこちに転がっているヒントを沢山楽しんで下さい。

ソファの置き場所・考

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ソファ というものは、これはもう殆どの場合、
キチンとこしらえた部屋の、それもその真ん中にデ〜ンと置かれる、というのが相場です。
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しかしまぁ、ソファに腰を下ろすのにそんなかしこまった使い方しかないと言うのもなんだかなぁ! ですから、
私はプランニングでの  「 部屋〜部屋の繋ぎ空間 」 に注力して悩みたいと思います。  

  ソファの置き場所 間取りの緩衝地帯に置かれたソファ

普通、部屋と部屋 ( 部屋〜廊下 ) って建具だけで区切られていることが多いはずです。
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 しかし、それらの繋ぎ空間にソファ (或いは家具なんでも) を置けるスペースがあれば、
これが結構、生活スタイルのスパイスになると考えます。

  - 言わずもがなですが、建具を開けた時に 二つの部屋が一体化する ことも狙いの一つ。

ソファ (或いは家具なんでも) は、この時もいい媒体装置となります。
ん?・・・ ええ、このようなスペースを 「 有効と見るか、無駄と見るか 」 は、それは、もう勿論っ あなた次第!!!


  ソファの置き場所





 時々に疲れた体を、ドタァ〜と投げ出せるような・・・そんな場所

間取りの核となるもの

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おもむろにワープロで 「 すむ 」 と打ってみると、
「 住む 」の他にも 「 棲む 」「 清む 」「 澄む 」「 済む 」等いろいろと変換されるのがわかります。

  - 今さら触れるまでもなく、これは  「 住む 」 ってことが、
  - 「 棲む 」ことや「 清む 」ことに、そして「 澄む 」ことに、或いは「 済む 」ことにも繋がるからです。

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「 家 」 を計画する場合、大多数の方が盲目的にリビング偏重の考えに囚われるように推察します。
もちろん、要求を満たすプランが出来ればそれでも一向に構わないのですが、
頭を柔軟にして大胆な設定のプランを一つ二つ考えてみることも決して無駄にはならないでしょう。

 「 リビング 」 だけにとらわれずに、鍵は 「 寝室 」

改めて  「 家(住宅) 」 について、長年つらつらと思索を巡らせて思うのは、
何よりもまず 「 家 」 なるもの、住み処(棲み処)であることが第一義と言う単純な事実。

しかし、さてその住み処(棲み処)とは一体何でしょうか? 私の答えは、寝床(寝処) たることです。
寝る処をしっかりと確立できれば、結果として満足のいく 「 家 」 が生まれるように思えます。

とは言っても、寝るだけの場だけでは今日の 「 家 」 とは言えないでしょうから、
最低限 トイレと浴室 は併せて設けなければ不十分かもしれません。
おっと、そして 収納 スペースも忘れてはいけませんね。不可欠の要素でした。

  - さて冒頭に記したようなリビングに重きを置いた家で気になるのが、
  - 寝室が、納戸 ( 窓はあるものの ) のような余所余所しい扱いになってしまうことなのです。
  - その顕著な例の一つは、マンションで非常にポピュラーな中廊下タイプのプランです。
  - ・・・
  - 個室を欲する通念や効率的プランニングの観点から致し方ないとは思いますが、何ともやるせないですね。

即ち、私の住み処(棲み処)への観念は、あっちにフラフラこっちへフラフラと試行錯誤の末、
この 「 寝室 + トイレ + 浴室 そして 収納 」 こそが 間取りの核 と確信するのです。

  ホテル間取りを参考

何故なら、それらは 私達の脳を、体の内を、身体の外面を 各々 リセットする諸室 なのです。

  - 心のリフレッシュも大切なんですが、身体のリセットはもっと重要。だってホラ・・・私たちは動物だもの。

 参考になるのは 「 ホテル 」 や 「 旅館 」

既に気付かれた方も多いでしょうが、ホテルの間取り は、この 「 寝室 + トイレ + 浴室 + 収納 」 です。
但し、日本人であるからには一般的なホテルよりも  旅館の間取り  が参考になるかもしれません。
特にリゾート感覚に長けた旅館の客室は知恵と工夫を凝らしたものが多く、興味は尽きないはずです。

  - ワンルーム・マンションも同類のプランニングですが、ちょっとイメージが拡がりませんね。
  - そのことは却って今後の ワンルーム・マンションの次の一手 への手掛りかもしれません。
  - しかし、これは今回の話とは別の話題ですね。

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さて、皆さんそれぞれに 間取りの核 」 の姿が見えてきたならばどうするか? です。

  - その 間取りの核 については、上に記したように、・・・
  - 実際に 「 ホテル / 旅館 」 等に宿泊などして自分にしっくりくる室を見つけるのが結局は早道なんですが、
  - そうそう数多くの室を経験するのも無理なこと。 気軽に本・雑誌等の情報も参考にします。

はい、早々にそのしっくりくる ベッドに寝っ転がる のです。

寝返りを打とうが、脚を抱えて丸まろうが、腹筋トレーニングを始めようが全く構わないのですが、
ここは一つ神経を研ぎ澄まして周りを見渡して下さい。

 実際に寝っ転がって、室の拡がりの想像を膨らます

想像を逞しくします。ええ、ここからは創造力勝負です。
寝っ転がっているベッドルームから、どこにどうリビング ( ダイニング ) が繋がっていれば心地良いか、
或いは、どこにどう庭が拡がっていれば心地良いかなどを自分の気持ちに問うて行くのです。

  - 繋がって欲しい処にたとえ壁が立ちはだかっていようとも、
  - 「 どこでもドア 」 と唱えながら想像を膨らませることができればしめたものです。

  リビング展開

難しいことなんてありません。 ・・・ 実は、この想像力にもコツがあります。
何のことはない、自分の行動を思い返せばいいのです。

  - 時間軸で自らの行動を拾い出せば、自然と空間の繋がりが見えてきます。
  - 空間は、時間によって創られて行きますから。
  - ・・・
  - 逆に、時間は空間を舞台に作られて行くとも言えるのですが。

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導かれる答えは、人それぞれに異なります。

例えば、「 ベッドのある場所よりも明るい方向にリビングと一体のキッチンを 」 と欲する人もいれば、
「 いや、明るい場所にフロやトイレが設けられている方が私の生活スタイルに合う 」 の人もいます。
正面に空間が拡がるのを好む人もいれば、横に拡がるのを好む人もいるでしょう。

  - 人によっては後面に、時には上に ( 上階ですね )、或いは下に ( 下階ですね ) 。

 私たちはみんな歳を取る

こういう言説は限がありませんね。
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でも、実はこの 「 寝室 + トイレ + 浴室 そして 収納 間取りの核 」 の確信は、
私たちが高齢になった時の ( 或いは体の自由が効かなくなった時の ) 「 家 」 の思索から生まれます。

  - 閉じてしまっている寝室で、元気な時のようにいつまでも我慢できるかどうかです。
  - 場合によっては、我慢どうこう以前の問題かもしれません。

  BedRoom

考えるのが億劫になってしまうかもしれませんが、その時は必ずやってくるのです。
そのためにも、想像を逞しくして 「 家の間取り 」 を考えて頂ければと思います。

  - これは言わずもがなではありますが、
  - 新築だけではなく、リフォームに於いても 考慮されるべきテーマだと考えます。

 その気になったら実験だ。

誰でもできる実験、金も掛かりません。

おそらく99.9%の人は 「 ここがリビングですよ 」 という室をリビングとして、
「 ここが寝室ですよ 」 という室を寝室として使っていることと思います。

  - 真面目です。言い換えればですが、「 頭が固ぇなぁ 」 とも言えます。

期間を区切ってもいいと思います、暫く リビングにベッドを 置いて過してみます。
きっと 今まで見えなかった ( 感じることができなかった ) ものが手に入る こと、間違いなしです。
保障します。 今週末にちょっと模様替えなど、如何でしょう。