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壁と天井の取り合いは、壁勝ち?天井勝ち?

 

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天井の仕上げ材、納め方の違いによって壁との取り合いを考える。

● 「 木 」 の質感を活かして、天井を演出する

 

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おそらく殆どの方は  壁勝ち とか 天井勝ち なんて言葉を聞かれても、何のことやら判らないかもしれません。

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それらは、壁と天井が取り合う部位での納め方で用いる言葉なのですが、
何故それらが一般的でないかと言えば、 「 廻り縁と呼ばれる造作材を用いる納め方が殆どだからです。

- 本来は壁と天井の異なった仕上材を見切るために必要不可欠だった造作材だったのですが、、
- 今では 「 廻り縁 」 は、単なる 「 被せ 」 みたいな部材になってしまいましたね。
- ・・・
- 「 被せ 」 る納め方には、  「 壁勝ち 」 も 「 天井勝ち 」 もありません。

また壁、天井共に同材、特にクロス貼りのような場合は、そのまま貼りまわしてしまうことも多いですね。

- これは、マンションや事務所ビルなどの仕上げでは大多数かもしれません。

納まり:目地  これは 「 壁勝ち 」


上の写真で壁と天井 ( 2階床の腹も ) は  「  シラス壁  」  という塗り材を用いているのですが、
両者がぶつかる処を 「 壁勝ち 」 で納めています。

- 「 天井が負けている 」 と言い換えても構いません。どちらが優先されるかの言いまわしです。
- ・・・
- 右に見える箱は造付け家具ですが、こちらは勿論のこと 「 天井勝ち 」 で納めています。


 目地を切って見切る納めの勝ち負け

取り合い部を 「 被せ 」 でもなく塗りまわしでもなく、目地を切って納める わけです。

- そのためには、設計〜現場の全ての段階で数倍の手間が掛かるのですが、
- しかし 納まりの切れ味 にも歴然とした差が出ますから妥協はしたくないと思うのですね。
- ・・・
- どちらの部位を優先させるかで表情が変わりますから、施工直前まで検討作業が必至です。
- 施工して下さる方々の協力、努力にも支えられて成り立つ納め方と言えるかもしれません。
-  目地切り 納まり詳細図の一例

たかが、どう 「 見切る 」 かの違いなのですが、されど ・・・ です。 

- これは納め方全般に言えることなのかもしれません。足して見切るか、引いて見切るか。

納まり:目地  目地で見切る


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壁と天井というような部位の取り合いだけでなく、
同一面での異なる仕上げ材の見切りも、出来る限り同様の考え方で処理したいものです。
・・・
これは、壁~天井は上と同じ 「 壁勝ち 」 の目地を切っていますが、
仕上げを変えて2 分割した壁も目地を切って 見切っています。

- ここに ・・・ もし 「 被せ 」 なんてあったら許せんでしょう?

納まり:目地  壁の分割も目地切りで

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追記 天井勝ちの例も載せておきます。

天井勝ち  間接照明を仕込んだ納まり

 

 

 

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