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吹抜けに面した開口に 「 すだれ 」

JUGEMテーマ:家づくり / 設計ノート

 

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吹抜けに面した2階の部屋の開口部をどう納めるかの一例です。

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まずは、 「 吹抜けを設けるのか設けないのか 」 があるのですが、
それには吹抜けが家の中でどのような位置付けになるのかを問うことから始めねばなりません。

 - おそらく私たちには本能的な容積希求があります。それを満たすために吹抜けはとても有効です。
 - 垂直方向へ拡がるその仕掛けは創る意志あって初めて手に入る空間ですから尚更なのです。

 吹抜けに求めるもの

さて設けるとなれば、どのような形状・形態の吹抜けが最適なのか を探っていくことになります。

通常は姿・素材等の 内観使い勝手、或いは 光・音・空気等の環境面 を考慮しつつの模索です。

  - 毎度のことですが コスト への配慮はいつでも頭の片隅にあります。

この吹抜けという空間、・・・ 求めている生活スタイルがダイレクトに形に反映される空間でもあります。
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吹抜け に限ったことではありませんが、
新たに創り出される空間はそこに 豊かな時間を生み出してくれるもの でなくては意味がないですから。

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おっと、今回のテーマは「吹抜けの創り方」ではありません。

  2F スダレ 2F 開口部を見上げる 


これは、屋根勾配に併せて競り上がる傾斜天井に 2F の顔をチョイと覗かせる、を狙っています。
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基本的に 2F の開口については 「 開けっ放し 」 を志向 してはいますが、
実際には写真で判るように 竹すだれ を吊り下げて納めています。

 - 一応、納まりには障子などの建具で仕切ることへの含みも持たせてはありますが。

  3D 1F〜2F 2F 開口部


実は、吹抜けに面する 2F 部分の 天井高は、1,200  しかありません。
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「 開けっ放し 」 故の転落対策として、 位置に開口を併せると共に 座卓カウンター を設えています。

 - 言うならば、脇机をカウンター化したものです。

吹抜けに覗く 2F の顔 ・・・ 実になんとも、ただそれだけです。

  2F スダレ  2F 座卓カウンター


そして、敢えて すだれを下げただけの納まり にしてあります。

 - 気分は町家建築だとも言えますし、使い勝手も悪くありません。
 - そして何より安上がり! ローコストだ。

 吹抜け様々

代わりに障子なり襖なりを仕込んでもよいかとは思いますが、すだれでも必要十分。
夏は巻き上げて開けっ放しに、冬は下ろしていれば空気の流れ位は簡単に遮断してくれます。

 - すだれはその表面に空気の膜を作ってくれます。

昨今は 「 空調 」 と言うと機械任せみたいに誤解しがちですが、
実は 「 すだれ 」 の上げ下げだけで面白いように空気の流れを作り出せる のも確かなことなのです。


これぞ、 「 吹抜け様々 」 と言わずして何と言いましょう。

  3D 1F〜2F  頭使って手動空調


今夏は節電意識が芽生えた年になりました。これからの住宅は先人の知恵がより求められるのでしょう。

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