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間取りの核となるもの

JUGEMテーマ:家づくり / 設計ノート

 

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おもむろにワープロで 「 すむ 」 と打ってみると、
「 住む 」の他にも 「 棲む 」「 清む 」「 澄む 」「 済む 」等いろいろと変換されるのがわかります。

  - 今さら触れるまでもなく、これは  「 住む 」 ってことが、
  - 「 棲む 」ことや「 清む 」ことに、そして「 澄む 」ことに、或いは「 済む 」ことにも繋がるからです。

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「 家 」 を計画する場合、大多数の方が盲目的にリビング偏重の考えに囚われるように推察します。
もちろん、要求を満たすプランが出来ればそれでも一向に構わないのですが、
頭を柔軟にして大胆な設定のプランを一つ二つ考えてみることも決して無駄にはならないでしょう。

 「 リビング 」 だけにとらわれずに、鍵は 「 寝室 」

改めて  「 家(住宅) 」 について、長年つらつらと思索を巡らせて思うのは、
何よりもまず 「 家 」 なるもの、住み処(棲み処)であることが第一義と言う単純な事実。

しかし、さてその住み処(棲み処)とは一体何でしょうか? 私の答えは、寝床(寝処) たることです。
寝る処をしっかりと確立できれば、結果として満足のいく 「 家 」 が生まれるように思えます。

とは言っても、寝るだけの場だけでは今日の 「 家 」 とは言えないでしょうから、
最低限 トイレと浴室 は併せて設けなければ不十分かもしれません。
おっと、そして 収納 スペースも忘れてはいけませんね。不可欠の要素でした。

  - さて冒頭に記したようなリビングに重きを置いた家で気になるのが、
  - 寝室が、納戸 ( 窓はあるものの ) のような余所余所しい扱いになってしまうことなのです。
  - その顕著な例の一つは、マンションで非常にポピュラーな中廊下タイプのプランです。
  - ・・・
  - 個室を欲する通念や効率的プランニングの観点から致し方ないとは思いますが、何ともやるせないですね。

即ち、私の住み処(棲み処)への観念は、あっちにフラフラこっちへフラフラと試行錯誤の末、
この 「 寝室 + トイレ + 浴室 そして 収納 」 こそが 間取りの核 と確信するのです。

  ホテル間取りを参考

何故なら、それらは 私達の脳を、体の内を、身体の外面を 各々 リセットする諸室 なのです。

  - 心のリフレッシュも大切なんですが、身体のリセットはもっと重要。だってホラ・・・私たちは動物だもの。

 参考になるのは 「 ホテル 」 や 「 旅館 」

既に気付かれた方も多いでしょうが、ホテルの間取り は、この 「 寝室 + トイレ + 浴室 + 収納 」 です。
但し、日本人であるからには一般的なホテルよりも  旅館の間取り  が参考になるかもしれません。
特にリゾート感覚に長けた旅館の客室は知恵と工夫を凝らしたものが多く、興味は尽きないはずです。

  - ワンルーム・マンションも同類のプランニングですが、ちょっとイメージが拡がりませんね。
  - そのことは却って今後の ワンルーム・マンションの次の一手 への手掛りかもしれません。
  - しかし、これは今回の話とは別の話題ですね。

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さて、皆さんそれぞれに 間取りの核 」 の姿が見えてきたならばどうするか? です。

  - その 間取りの核 については、上に記したように、・・・
  - 実際に 「 ホテル / 旅館 」 等に宿泊などして自分にしっくりくる室を見つけるのが結局は早道なんですが、
  - そうそう数多くの室を経験するのも無理なこと。 気軽に本・雑誌等の情報も参考にします。

はい、早々にそのしっくりくる ベッドに寝っ転がる のです。

寝返りを打とうが、脚を抱えて丸まろうが、腹筋トレーニングを始めようが全く構わないのですが、
ここは一つ神経を研ぎ澄まして周りを見渡して下さい。

 実際に寝っ転がって、室の拡がりの想像を膨らます

想像を逞しくします。ええ、ここからは創造力勝負です。
寝っ転がっているベッドルームから、どこにどうリビング ( ダイニング ) が繋がっていれば心地良いか、
或いは、どこにどう庭が拡がっていれば心地良いかなどを自分の気持ちに問うて行くのです。

  - 繋がって欲しい処にたとえ壁が立ちはだかっていようとも、
  - 「 どこでもドア 」 と唱えながら想像を膨らませることができればしめたものです。

  リビング展開

難しいことなんてありません。 ・・・ 実は、この想像力にもコツがあります。
何のことはない、自分の行動を思い返せばいいのです。

  - 時間軸で自らの行動を拾い出せば、自然と空間の繋がりが見えてきます。
  - 空間は、時間によって創られて行きますから。
  - ・・・
  - 逆に、時間は空間を舞台に作られて行くとも言えるのですが。

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導かれる答えは、人それぞれに異なります。

例えば、「 ベッドのある場所よりも明るい方向にリビングと一体のキッチンを 」 と欲する人もいれば、
「 いや、明るい場所にフロやトイレが設けられている方が私の生活スタイルに合う 」 の人もいます。
正面に空間が拡がるのを好む人もいれば、横に拡がるのを好む人もいるでしょう。

  - 人によっては後面に、時には上に ( 上階ですね )、或いは下に ( 下階ですね ) 。

 私たちはみんな歳を取る

こういう言説は限がありませんね。
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でも、実はこの 「 寝室 + トイレ + 浴室 そして 収納 間取りの核 」 の確信は、
私たちが高齢になった時の ( 或いは体の自由が効かなくなった時の ) 「 家 」 の思索から生まれます。

  - 閉じてしまっている寝室で、元気な時のようにいつまでも我慢できるかどうかです。
  - 場合によっては、我慢どうこう以前の問題かもしれません。

  BedRoom

考えるのが億劫になってしまうかもしれませんが、その時は必ずやってくるのです。
そのためにも、想像を逞しくして 「 家の間取り 」 を考えて頂ければと思います。

  - これは言わずもがなではありますが、
  - 新築だけではなく、リフォームに於いても 考慮されるべきテーマだと考えます。

 その気になったら実験だ。

誰でもできる実験、金も掛かりません。

おそらく99.9%の人は 「 ここがリビングですよ 」 という室をリビングとして、
「 ここが寝室ですよ 」 という室を寝室として使っていることと思います。

  - 真面目です。言い換えればですが、「 頭が固ぇなぁ 」 とも言えます。

期間を区切ってもいいと思います、暫く リビングにベッドを 置いて過してみます。
きっと 今まで見えなかった ( 感じることができなかった ) ものが手に入る こと、間違いなしです。
保障します。 今週末にちょっと模様替えなど、如何でしょう。

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